日本の大学の成立の根底に目を向けさせる白眉のドイツ大学史研究
日本の大学はドイツの大学をモデルに創られたといわれる。だが、ドイツでは、哲学部に全ての学問の王者として自然科学も含まれ、19世紀後半におけるその分離設立への道程は激しい葛藤が伴った。しかし日本では、そうした葛藤を経ることなく次々と理学部、工学部など独立的に設置され、哲学部が大学の中心的地位を占めることもなかった。こうした歴史的経験の差異は制度的類似を超えて、わが国の大学に欧米と異なる奇妙な欠落を生んだのではないか。国家と大学の関係、教授選任の変遷はじめ厳密なドイツの大学の歴史叙述を展開しつつ、同時にわが国大学に対する注視を呼び覚ます本書は、まさに白眉の大学史研究である。
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