写真は戦争やテロに対して抑止効果をもつのか?ゴヤからコソヴォ、9・11へ、自らの戦場体験を踏まえつつ、戦争の惨禍と映像の関係を追究した最新の写真論。
現代社会における際だった特徴は、世界中で起こっている悲惨事を目にする機会が無数に存在するということである。戦争やテロなど、残虐な行為を撮った映像はテレビやコンピューターの画面を通して日常茶飯事となった。しかし、それらを見る人々の現実認識はそうしたイメージの連続によってよい方向へ、例えば、戦争反対の方向へと変化するだろうか?
本書は、戦争の現実を歪曲するメディアや紛争を表面的にしか判断しない専門家への鋭い批判であると同時に、現代における写真=映像の有効性を真摯に追究した最新の〈写真論〉でもある。自らの戦場体験を踏まえながら論を進めるなかで、ソンタグは、ゴヤの「戦争の惨禍」からヴァージニア・ウルフ、クリミア戦争からナチの強制収容所やイスラエルとパレスチナ、そして2001年9月11日のテロまでを呼び出し、写真のもつ価値と限界を検証してゆく。さらに本書は戦争やテロと人間の本質、同情の意味と限界、さらに良心の責務に関しても熟考をわれわれに迫る、きわめて現代的な一冊である。
Susan Sontag
1933年生まれ。現在アメリカで最もよく知られ賞賛されている作家・批評家の一人。長編小説にはThe Benefactor、『死の装具』(早川書房)『火山に恋して』(みすず書房)、In Americaがある。また、短篇集や戯曲、『写真論』(晶文社)『隠喩としての病い・エイズとその隠喩』(みすず書房)などのエッセイがある。さらに四つの長編映画の脚本執筆と監督をし、アメリカとヨーロッパにおいて劇の演出も手がけているが、その中には、包囲されたサラエヴォで上演されたベケットの『ゴドーを待ちながら』の演出も含まれる。2001年に「イェルサレム賞」を受賞。
读苏珊•桑塔格的文字是无法加快速度的,此书并不长,但每句话都值得人深深回味和探索,激起心中的共鸣。 桑塔格并未分目录、标题,整本书只是以“关于他人的痛苦”命名,从伍尔夫对于战争的反思开始,展开了对于别人的痛苦、旁观者的窥视癖两者之间关系的探讨。 ...
评分在胶卷机还十分普及的年代,在按下快门之前,人们是十分慎重的:精心挑选拍摄地点、左右调试镜头角度、反复琢磨上镜姿势……在按下快门之后,还得小心胶卷曝光、拿到暗房冲洗。经过耐心的呵护和等待,照片才能最终成像,在去照相馆的路上就开始欢欣鼓舞,拿到装着照片的纸袋,...
评分残断的手臂、血污的面部,黑白影像在呈现战争和灾难时极大程度地体现了世间的残酷和不幸。一直以来,把卡帕奉为战争记录者们的英雄,他的《焦点》更是其中影像的经典。甚至,也曾幻想着一天也能象罗伯特卡帕、吕丘露薇一样亲赴战场,听着隆隆的炮声,穿梭在流星弹雨中,似乎这...
评分我想这应该是一个很好的话题——他人的痛苦。 本书的台湾译名是《旁观他人之痛苦》。在别人正在遭受种种惨无人道、暗无天日、悲苦不幸、生离死别的痛苦时,我们所做的不过是翻开报纸,打开电视,按下电脑,点击IE,一边看着俊男靓女惹火的商业广告,一边游览被诠释的所谓新闻影...
评分其实我最近理直气壮说不看新闻只看八卦的时候,总还是觉得有哪里不对头。 终于要说到苏珊桑塔格和这本书了,先摘录一下,让我在逐字敲的时候再回味和理解一回。 -------------------------------------- 推陈出新的科...
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