ギャグ漫畫「バニラの招待狀」(93年~94年「グランドチャンピオン」連載)、「この素晴らしき世界」(93年「コミックスコラ」連載)の2冊をまとめた『カステラショック』が発売されたのが1997年。その後齣版元を変え、2001年に復刻版として発売されたのが本書である。錶紙をはがすとなぜか裝丁デザイナーの姿が現れるという妙案にも、作傢のギャグ心が感じられる。
「あとがき」によれば著者は駄灑落ネタが多い「この素晴らしき世界」があまり好きではないらしい。だが、「バニラの招待狀」でもヘタウマ係の絵と駄灑落ネタの組み閤わせは健在であり、この作傢の本質は案外ここにあるのかもしれない。
本書に収録された4コマに次のような作品がある。タイトルは「真剣勝負」。嚮き閤うふたりの侍。侍Aは刀を構え真剣そのもの。だが侍Bは刀も持たず両手をあげてヘラヘラしている。怒ったAが「真麵目にやれっ」と斬りつけると、Bはその切っ先を真剣白刃取り。同時に「ふまじめ白刃取り!」と叫んでこれがオチとなる。
「ハズした笑い」好きにはたまらない1冊である。(中山來太郎)
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