ATG映画+新宿:都市空間のなかの映画たち!
CONTENTS
序 [松本俊夫] 2
第一章 新宿
第一章 第1節 「新宿」という空間 10
第一章 第1節 1 新宿の歴史 11
第一章 第1節 2 浅草との比較 14
第一章 第1節 3 銀座との比較 15
第一章 第2節 新たに「発見」された新宿 18
第一章 第2節 1 60年代新宿 18
第一章 第2節 2 「アジール」としての新宿 23
第一章 第2節 3 新宿の「アングラ文化」 26
第一章 第2節 4 「知」に出会う交流の場所 29
第一章 第3節 新宿の文化現象 34
第一章 第3節 1 フーテン族 35
第一章 第3節 2 新宿カミナリ族 36
第一章 第3節 3 ジャズ 37
第一章 第3節 4 ハプニング 41
第一章 第3節 5 演劇 43
第一章 第3節 6 映画 47
第二章 60年代社会とATG映画供給者たちの時代背景
第二章 第1節 ATG映画が上映された時代背景 54
第二章 第1節 1 ATG映画が上映されている時代の映画界 55
第二章 第1節 2 テレビの普及 56
第二章 第1節 3 レジャーの普及 57
第二章 第1節 4 若者文化における手軽な「芸術」 58
第二章 第1節 5 ATG映画をめぐる政治的な背景 60
第二章 第1節 6 見えてきた戦後の欺瞞 63
第二章 第2節 ATG映画のつくり手たちの時代背景 66
第二章 第2節 1 戦争とATG映画のつくり手世代 67
第二章 第2節 2 六全協とATG映画のつくり手世代 71
第二章 第2節 3 「60年安保」の挫折 74
第三章 新宿にあるATG映画館
第三章 第1節 都市と映画 80
第三章 第1節 1 新宿武蔵野館 81
第三章 第1節 2 映画館で映画作品を見る時代 83
第三章 第1節 3 「映画館へ行く」意味 84
第三章 第1節 4 映画館の特徴 86
第三章 第2節 新宿文化劇場の「仕掛け」 88
第三章 第2節 1 ATG映画館としての「仕掛け」 89
第三章 第2節 2 女性客への配慮 92
第三章 第2節 3 演劇を上演する場所 94
第三章 第2節 4 新宿文化劇場における演劇と映画の差異 97
第三章 第2節 5 ミニ・シアターへの展開 99
第三章 第3節 新宿文化劇場と日劇文化劇場の違い 100
第四章 ATG映画をめぐって
第四章 第1節 ATG映画概略 107
第四章 第1節 1 ATG映画誕生前の日本のアートシアター 108
第四章 第1節 2 ATG誕生 109
第四章 第1節 3 アートシアターギルドの意味 110
第四章 第1節 4 困難なATG映画の序幕と経過 114
第四章 第2節 ATGの必要性 116
第四章 第2節 1 映画評論家側からの視点 116
第四章 第2節 2 洋画上映の必要性 118
第四章 第2節 3 洋画上映から邦画製作へ 120
第四章 第2節 4 邦画製作にあたって 123
第四章 第2節 5 映画作品をつくりたい人々 124
第四章 第2節 6 未来の供給者へ 126
第四章 第3節 ATG作品 127
第四章 第4節 ATGにおける「芸術映画」という概念—『エロス+虐殺』をめぐって 131
第四章 第5節 ATG映画における「作家映画」の呪縛 138
第四章 第5節 1 「作家映画」評価への指標 139
第四章 第5節 2 「作家」の分類わけ 142
第四章 第5節 3 ATG映画の売り 144
第四章 第5節 4 なぜ「作家映画」から脱出できないのか 147
第四章 第6節 漠然としたATG作品の特徴 154
第五章 ATG作品に映し出される「60年代新宿」の共通項
第五章 第1節 映し出された新宿 164
第五章 第2節 時事的な意味としてのATG作品 165
第五章 第3節 「タブー」への挑戦 167
第五章 第3節 1 マイノリティーとされた人々の表出 167
第五章 第3節 2 「近親相姦」の表出 168
第五章 第3節 3 「被爆者」とされた人々の表出 171
第五章 第4節 隔たりの意識化 —スクリーンと観客 173
第五章 第5節 特定されない登場人物たち —無名性を生む空間 183
第五章 第6節 署名性と無署名性の混在 —玄人と素人の境界 191
第五章 第7節 エンドマークのない映画 195
結びにかえて 210
巻末資料
新宿文化劇場上映記録 212
日劇文化劇場上映記録 217
後楽園アート・シアター上映記録 227
北野シネマ上映記録 228
雑誌『アートシアター』一覧表 235
邦画作品(一九六二年〜一九七四年) 238
邦画作品(一九七五年以降) 240
洋画作品 242
ATG映画作品のメディア掲載の比較 247
主要参考文献 248
あとがき 250
凡例
本文中、引用文献については註に記載し、映画題名、書籍、雑誌には『 』を使用した。
本文中に引用言及した人名については、敬称はすべて略させていただいた。
引用文を除いてはARTTHEATREの表記は「アートシアター」に統一した。
本文では言及した映画作品の製作年、監督名、会社等は略し、巻末に「巻末資料」として一覧した。
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收起)