【目次】
はじめに i
第1章 化石とはなにか 1
1.1 化石に齣會う 1
1.2 化石の定義 4
1.3 よく保存された化石 6
1.4 特殊な化石 9
1.5 生物か非生物か 12
1.6 「過去」ということば 17
1.7 遺跡・遺物・考古學 18
1.8 「波の化石」「雨の化石」「氷と隕石の化石」 20
第2章 化石をめぐる時間 23
2.1 「化石學」ではなく古生物學 23
2.2 化石と彊石 24
2.3 江戸の化石 27
2.4 化石と地層 35
2.5 地球の歴史 42
2.6 変化する復元像 54
第3章 日本にやってきた化石研究者 79
3.1 マリー・ストープス —— 植物化石研究の嚆矢 80
3.2 エドムント・ナウマン —— 最初の地質學教授 84
3.3 フランツ・ヒルゲンドルフ —— 初めての進化論義 88
3.4 フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト —— 19世紀の化石研究 92
3.5 エンゲルベルト・ケンペル —— 日本の化石を採集する? 95
第4章 近代的化石観のなかで —— 19世紀 100
4.1 カール・フォン・チッテル —— 世界中で使われた化石教科書 100
4.2 チャールズ・ダーウィン —— 進化論の提唱 106
4.3 研究者の夫人たち —— だれが絵を描くか 112
4.4 リチャード・オーウエン —— イギリスのキュヴィエ 116
4.5 ジョルジュ・キュヴィエ —— 比較解剖學の泰鬥 120
4.6 バルザックと古生物學者たち 127
第5章 自然の遊び・自然の冗談 —— 18世紀 130
5.1 ヨハン・バーソロー・アダム・ベリンガー —— 星の化石・名前の化石 130
5.2 ジョルジュ・ルイ・クレール・ビュフォン —— すべてを記載する 135
5.3 カール・フォン・リンネ —— すべてを分類する 140
5.4 ヨハン・ショイヒツアー —— 大洪水を目撃した人間の化石 142
第6章 時を超えた天纔 —— 16-17世紀 146
6.1 ロバート・フック —— 細胞とバネとアンモナイト 146
6.2 ニコラウス・ステノ —— 地層纍重の法則 151
6.3 ゴットフリート・ライプニッツ —— ステノの學説を広める 155
6.4 キルヒャーとシッラ —— 形成力説と生物起源説 158
6.5 ガリレオ・ガリレイ —— そのなかまと仮説 163
第7章 混沌と黎明 —— 16世紀 167
7.1 ベルナール・パリシー —— 実際の観察から 167
7.2 コンラート・ゲスナー —— 最初の化石の絵 169
7.3 レオナルド・ダ・ヴィンチ —— 天纔と時代の軛 173
第8章 すべての始まり —— 中世と古代 181
8.1 アリストテレスの考え 181
8.2 プリニウスとテオプラテスとアリストテレス 182
8.3 クセノパネス 185
8.4 ピラミッドとレンズ豆 186
8.5 中國と化石 190
8.6 石器時代の人々 191
8.7 中世や古代の化石観 192
第9章 化石の自然史 194
9.1 地球の時間のものさし 194
9.2 古生物學の歴史 197
參考文獻 201
おわりに 211
人名索引 213
事項索引 217
· · · · · · (
收起)