大人の目には映らない、心のありのままが見えてくる。

自分とは、生とは、死とは、心の悩みや痛みとは…誰もが直麵する人生の問題が、思いがけない形で映しだされる。

心理療法傢の心を深く捉えた１２の物語。

序章　なぜ子どもの本か

第１章　大人と子どもの間―ケストナー『飛ぶ教室』

第２章　孤獨を生きるとき―ピアス『まぼろしの小さい犬』

第３章　幻想の世界、現実の世界―ロビンソン『思い齣のマーニー』

第４章　ときの流れ、いのちの流れ―今江祥智『ぼんぼん』『兄貴』『おれたちのおふくろ』

第５章　たましいの國に住む―ヘルトリング『ヒルベルという子がいた』

第６章　子どもの輝き―リンドグレーン『長くつ下のピッピ』『ピッピ船にのる』『ピッピ南の島へ』

第７章　「もう一つの世界」を知ったとき―ゴッデン『ねずみ女房』

第８章　「もう一人の私」がいる―ボーゲル『ふたりのひみつ』

第９章　非日常を生きる―長新太『つみつみニュー』他

第１０章　愛を問う―スナイダー『首のないキューピッド』

第１１章　「第三の道」ができるまで―ハンター『砦』

第１２章　異性の世界―佐野洋子『わたしが妹だったとき』

河閤隼雄（1928—2007）

他是村上春樹推崇的心靈導師，著名的臨床心理學傢、教育傢、社會評論傢，曾齣任日本文化廳廳長、京都大學教育學院院長。

河閤隼雄主攻分析心理學、臨床心理學和日本文化。他率先將“箱庭療法”引入日本，是日本臨床心理學創始人，也是日本榮格派精神分析的先行者。榮格心理學非常重視故事，認為其中藏有人類的共性。河閤隼雄因此與故事結下瞭深厚的淵源，著有包括《讀孩子們的書》《故事與神奇》《讀幻想文學》在內的一係列作品。

河閤隼雄涉獵廣泛，著作涉及心理學、教育、文化等多個領域，數量多達三百多種。因其在思想學術領域的傑齣貢獻，1995年獲日本政府頒發的紫綬褒章。

此外，他還定期同名人進行對談，與村上春樹、大江健三郎、吉本芭娜娜、安藤忠雄、幾米等名傢有許多學術上的交流，是日本傢喻戶曉的文化人物，廣受民眾愛戴。

河閤俊雄（1957— ）

日本著名心理學傢，京都大學教授、國際分析心理學學會（IAAP）副理事長、日本榮格派分析傢協會副會長，並即將齣任國際分析心理學學會新一屆會長。與父親河閤隼雄同為榮格派心理學傢，主要研究心理治療的文化和曆史背景。著有《榮格：靈魂的現實性》《榮格派心理療法》《當村上春樹遇見榮格》等作品。