コミックアンソロジー

王子｡

著者

堀田きいち

ヨシノサツキ

花沢チカ

榖川ニコ

葉山せり

藤田まる美

連載:月刊少年ガンガン

なかなか麵白かったな｡｢君と僕｡｣堀田きいちを中心とするガンガン執筆陣のショートラブストーリーコミックアンソロジーの第２作目｡今迴は｢王子｣をテーマにした､全６編｡

Case１ 金髪王子

君に飾る星

堀田きいち

やっぱり､堀田きいちの作品は好きだな…絵も､內容も｡今迴はちょっぴりびっくりするオチだったけど…それでも感動した｡まぁ､どっちかっていうと｢年の差｡｣の時の話の方が好きだったけど｡

Case２ 憑依王子

桜並木の武將

ヨシノサツキ

う～ん…悪くはないけど､前迴の方が良かったかな｡

特に､主人公とヒロインが好きじゃない…イマドキのバカップルなんだもん｡戀空(笑)とか赤い糸(笑)とかに齣てきそうな｡あ…でも､鷹之助が女だったら可愛かったのにな｡ボーイッシュなポニテ美少女…てな感じで｡

それと､前迴の主人公たちがゲスト齣演してたのが嬉しかった(その前に､友人２人はもはや同一人物なのかもしれないが)

Case３ 泣蟲王子

開化前線北上中

花沢チカ

今迴､一番好きな話…麵白かった｡泣蟲王子の成長っぷりに感動…姫乃は幸せだな､と思った｡小さい頃に仲が良かった異性の友達が､急に目の前に現われる…このシチュエーションは良い！良かった良かった｡

Case４ 同居王子

オウジのオタク

榖川ニコ

今迴唯一のギャグ仕様…なんだ､このギャグマンガ日和や黒ラブみたいなノリは(笑) 王子が良いショタで可愛いけど｡親父の最低っぷりが最高だ…｢正直､金さえもらえれば誰でも良いんでな｣とか｢金の魔力には誰も勝てないのか｡哀しいことだ…｣とかな｡そして､娘のツッコミとか(笑)

ってか､王子の勘違いが麵白い…日本は､｢異性といつでも同棲できるように両親は海外に住んでる｣とか(笑)

｢ときめきオルタネイティブ｣観てぇ(笑) 主人公(ユキナ君？)が女子寮の管理人で10人の美少女と同棲…どんなシリーズだ(笑)

オチもなかなか切れ味は悪くなかった…別の意味で好きな作品だった｡あと､ギャグにしては絵が綺麗だったな｡

Case５ 名門王子

LOVE☆ASSASSIN

葉山せり

山城クンが格好良かったですっっ！ 以上っ！(笑)

良い作品だったけど､ギャグの後に持ってこられたのは配置ミスかなぁ…ギャグの餘韻が殘ってて､さ｡

いや､でも…十分麵白かったよ？ 好きでした｡

Case６ 女裝王子

ロミオ死すべし

藤田まる美

なんか…最近､ロミジュリネタ多いな…ってか､演劇部ネタ？ 俊美が､ヒャッコの狐っぽいな…と思ったり｡キャラとか笑い方とか…あ､いや笑い方はイメージだけどさ(苦笑)

｢ロミオもジュリエットも

死ねばいいのに｣

なかなか麵白かったよ…なんか､一気にロミジュリの內容を知ったな｡ティボルトなんて初めて知ったわ(笑)

麵白かったよ､｢王子｡｣ちょっと､順番を間違えたかな…ってのは､あるけどね(笑) このコミックアンソロジーシリーズ､なんか毎年一冊のペースで発売してるっぽいから､次も齣てほしいな…麵白くて好きだから､楽しみだ｡