Chugoku kindai shinbun seiritsushi, 1815-1874 (Japanese Edition)

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出版者:Perikansha
作者:Nansheng Zhuo
出品人:
页数:0
译者:
出版时间:1990
价格:0
装帧:Hardcover
isbn号码:9784831505040
丛书系列:
图书标签:
  • 日本近代新闻史
  • 中国近代史
  • 新闻传播史
  • 媒体史
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  • 出版史
  • 文化史
  • 社会史
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具体描述

琉球の外交と「朝貢」体制の変容:一八世紀後半から一九世紀初頭における戦略的選択 概要 本書は、一八世紀後半から一九世紀初頭にかけての琉球王国が直面した、東アジアの国際秩序の激しい変動と、それに対する独自の外交戦略の展開を詳細に分析するものである。鎖国政策を堅持しつつも、日本(薩摩藩)と清(中国)という二大勢力間の緊張関係の中で、琉球がいかにして主権の維持と経済的利益の最大化を図ったのか、その複雑な政治力学に焦点を当てる。特に、伝統的な「朝貢」体制が、近代的な国際関係への移行期において、いかに機能し、あるいは限界に直面したのかを、一次史料に基づき緻密に再構築する。 --- 第一部:琉球王国の地政学的ジレンマと伝統的外交構造 第一章:東アジアの境界領域としての琉球 琉球王国は、地理的に東アジアの主要な政治勢力圏の狭間に位置し、その存在自体が国際政治の緊張の鏡であった。本章では、一七世紀の薩摩による支配(内属)以降、琉球が果たさざるを得なかった「二重の朝貢」構造の特質を明らかにする。琉球は清に対しては冊封(朝貢)国としての儀礼を厳格に履行し、中国皇帝からの冊封使を迎えることで、国際社会における体面と貿易権の確保を目指した。一方で、薩摩藩に対しては、事実上の臣属関係に基づき、軍事・財政面での協力を強いられていた。この二重構造が、琉球独自の国家アイデンティティと外交実践にどのような制約と機会をもたらしたのかを、当時の外交文書や儀礼記録から考察する。 第二章:冊封体制の機能と限界 清朝の冊封体制は、単なる儀礼的な関係ではなく、琉球にとって経済的生命線であった。冊封使の来訪は大規模な貿易(進貢貿易)を伴い、琉球の物資流通と国内経済を支える基盤となっていた。本章では、特に乾隆・嘉慶年間に頻発した冊封使派遣の記録を精査し、貿易品目の変遷、使節団の構成、そして琉球側の接待にかかる負担の増大といった側面から、この「朝貢」システムが抱える構造的な歪みを浮き彫りにする。また、清朝側から見て、琉球が「徳川幕府の支配下にある藩国」であるという認識が、外交文書や記録にどのように反映されていたかを検証する。 第三章:薩摩藩の統制と琉球の「自主性」の範囲 薩摩藩による琉球統制は、表向きの冊封関係を維持しつつも、実質的には琉球の外交・貿易活動に深く関与していた。本章では、薩摩藩が琉球の外交文書の起草や、冊封使との接触におけるルール設定にどのように介入したかを、島津家史料や琉球側の上書(願文)を対照分析することで明らかにする。琉球の王府官僚たちが、薩摩の意向を察しながら、いかにして冊封関係の維持を通じて対外的正当性を確保し、国内の権威を保とうとしたのか、その微妙な権力闘争の軌跡を描き出す。 --- 第二部:近代化の胎動と外交的試行錯誤 第四章:一八世紀末の危機意識と対清政策の再評価 一八世紀末、清朝の国力が相対的に停滞し始め、また、琉球国内においても財政逼迫が深刻化する中で、王府内の一部知識層において、既存の外交構造への疑念が生まれる。本章では、当時の進貢使節や、中国大陸で活動した琉球出身者(久米村出身者など)からの報告に基づき、琉球が清朝の国際的地位の変化をどのように捉えていたのかを探る。冊封関係の維持が経済的利益を上回るコストを伴う可能性について、具体的な議論や政策提言が存在したかを史料から探究する。 第五章:海禁と密貿易:統制の裏側で展開された経済活動 公的な冊封貿易が厳しく管理される一方で、琉球は周辺の島嶼や東南アジア諸国との非公式な交易ネットワーク(密貿易、あるいは半公的な「間接貿易」)を通じて、経済的活力を維持していた。本章は、この非公式ネットワークが、薩摩藩の目論見と清朝の規制の間で、いかにして機能したかに焦点を当てる。特に、密貿易品目が、冊封使団への贈答品や、薩摩藩への貢納品の調達ルートとして利用された事例を詳細に分析し、琉球の「中間者」としての役割の経済的側面を浮き彫りにする。 第六章:外交文書のレトリック:体面と実利の間の修辞 琉球の外交文書は、二つの宗主国に対する配慮から、極めて複雑な修辞的構造を持っていた。本章では、特定の外交局面(例えば、薩摩藩の要請に応じた清への謝辞、あるいは冊封使の要求に対する返答)において、琉球の役人が用いた「言葉の戦略」を分析する。特に、自国の独立性を匂わせる表現と、臣属を認めざるを得ない表現の間に見られる微妙な緊張関係が、琉球の外交官たちの思考様式をいかに規定していたかを考察する。 --- 第三部:東アジア秩序の亀裂と琉球の選択 第七章:一九世紀初頭の海域情勢の変化と情報収集 一九世紀に入ると、ヨーロッパ列強の活動が東アジア沿岸に及び始め、従来の清・琉・薩の枠組みに外部からの圧力が加わり始める。本章では、琉球王国が、長崎のオランダ商館や、中国沿岸を航行する船を通じて得られた、西洋に関する情報の受容状況を追跡する。これらの情報は、王府の意思決定層にどのような影響を与え、伝統的な国際秩序観に亀裂を生じさせたのか。 第八章:琉球王国の「自律性」の再定義 本書の結論として、一八世紀後半から一九世紀初頭にかけての琉球王国は、単に二つの大国の「操り人形」であったわけではない。むしろ、両大国間のパワーバランスを利用し、儀礼を最大限に活用することで、限定的ではあるが、自らの存続と独自の文化・経済活動を守るための能動的な戦略を実行していた。本章では、この時期の琉球の外交的選択が、一九世紀後半の「開国」へと向かう過程で、いかにしてその限界に達したのかを総括し、琉球の「近世」から「近代」への移行期における、独自の政治的遺産を再評価する。本書は、東アジアの近代化が、単線的な西洋化のプロセスではなく、多様な非対称的関係の中で複雑に展開したことを示す、琉球史の一つの重要な局面を提示する。

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