「一度目」は戦時下の強製連行だった。
朝鮮から九州の炭鉱に送られた私は、口では言えぬ暴力と辱めを受け続けた。
「二度目」は愛する日本女性との祖國への旅。
地獄を後にした二人はささやかな幸福を噛みしめたのだが…。
戦後半世紀を経た今、私は「三度目の海峽」を越えねばならなかった。
“海峽”を渡り、強く成長する男の姿と、日韓史の深部を誠実に重ねて描く山本賞作傢の本格長編。
吉川英治文學新人賞受賞作品。
1947年、福岡県生まれ。東大仏文卒業後、TBS勤務ののち、九大醫學部卒業。現在、精神科醫。93年、『三たびの海峽』で吉川英治文學新人賞受賞、95年、『閉鎖病棟』で山本周五郎賞受賞、97年、『逃亡』で柴田錬三郎賞受賞。
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